笠岡諸島のいいとこ探し①(後編)

昼を大福ラーメンにて。

1/31をもって閉店という衝撃の事実を行きしなのフェリーの中で知ることになるのですが、本当に残念。鳥と醤油だけの潔いスープはまさに元祖笠岡ラーメン。それに惚れてラーメンの修行に出たフェリー「大福丸」の社長が作る一杯は美味かった。またこのお店を再開してくれることを願い、大盛りをスープ一滴残さず完食!

食後、真冬なのに汗をかきながら歩をすすめ、兵庫県たつの市から移住され4年になる吉川さんの家に訪問します。

玄関前まで行くと、かわいいお出迎えが、、



どんどん近づいてくる、、



近いっ!!

なかなかフレンドリーな猫さんにお出迎えされ、気持ちがホッコリしたところで吉川さんのお話を聞くことに。


自然派な雰囲気漂う吉川さん宅のお庭。ジブリ映画の「借りぐらしのアリエッティ」に出てきそうな雰囲気です。



ぱちぱちと薪がはぜる音をBGMに吉川さんのお話を聞きます。何とも落ち着いたひと時。

吉川さんは4年前、北木島ノースデザインプロジェクトというアートイベントに映像作家として来島され、そこで魅力を感じて夫婦で島に移住されました。

現在は「北木島企画」というプロジェクトを進行中で、島の魅力を発信するためのドキュメンタリー映像や、自主製作映画の企画をすすめられています。また、自然あふれる自宅に人を招き、「島時間」というイベントもされており、この吉川さん宅が異文化交流拠点になりつつあります。

お話を聞く中で、素敵だな~と思ったのが、

「人が少ない北木島だけど、ここを人が集まる拠点にして、自分の子供に沢山の出会いをもたらしたい」

という吉川さんの言葉。


大阪の天王寺なんかに行けば方がぶつかるくらい人が多い。でも僕たちが生きている笠岡は人が少ないけど一つ一つの出会いが濃いです。そして吉川さんのようなパイオニア的存在が島にいる事で、島暮らしにあこがれている人や、何かしらの出会いを求める若者たちが集い始めます。そこで生まれる人間関係は裏表が少なく、集まる人にとって各々が限りなく”素”に近い状態でいれる場所なのでしょう。

そんな求心力があり、懐の広い吉川さんの作る映像は「人」にスポットを当てている作品が多く、その作品からは共通してぬくもりを感じます。

北木島の歴史↑↑

ナレーションは当時小学生だった地元の少年。

なんだかこれを見ると島に行きたくなりますね^^

他にもたくさんの作品があり、下のリンクから見ることができます。

今後発表されていくだろうの自主製作映画や、吉川さんの自宅で行われる「島時間」というイベントにワクワクしながら次の目的地へ、、。


到着した場所は小高い丘の上にあるヘリポートの跡地。ここにある倉庫の跡地をリノベーションして住まわれている方がいます。

笠岡では結構有名な人なんですが、地元では「マンさん」という愛称で親しまれています。

マンさんもいわゆる「移住者」であり、笠岡諸島が好きすぎて、通っているうちに島の福祉を担う存在となり、現在は北木島に住まわれながら活動しています。僕も笠岡に来るまではマンさんに沢山人や場所を紹介してもらいました。人と場所、遊び方を知っているマンさんのガイドは地元密着型で、とても楽しかったです。

そんなマンさんは今年暖かくなったら、この絶景ポイント兼自宅でイベントを考えられているようです。とても楽しみだ!!そうこうしているうちに帰りの船の時間が迫っていまいりました。


そうそう、「帰る前によってね」と声をかけてくださった笑福のおかみさんの元へ向かわねば!

再び笑福のおかみさん宅に到着。

そして再び玄関先でお箸を手渡されます。僕は厚かましくお箸を手に待ち構えます。

「切り干し大根たいたよ~」

とおいしいおかずが!!

試食とお土産まで頂きました。それ以外にもヒジキ煮つけ、キュウリの佃煮、金ゴマもお土産に。ありがたい。。


美味そうだ!


早速、お家で白いご飯を目いっぱい炊いておかずと共にほおばりました!

ごはんが止まらへん!!

身も心も満たされたええとこ探しの一日でした。

ちなみにこの日伺った皆さんに、2月25日の「みなとマルシェ」の出店依頼をいたしました。

島からぬくもりをおすそわけ^^

本日もごちそうさまでした¥

海の駅、六島 パート1

岡山県最南端の六島。どっぷり島暮らしながら、島のホットな情報をお茶の間にお届け!

0コメント

  • 1000 / 1000